2018.10.24
君が思い出すまいと頑張って
それでも滲み出て溢れ落ちてしまっているものを
舌で掬い取って僕の一部ごとその目に還すことが出来れば
そのままその心を侵して僕の好きなように護ることが出来る
それでもきっとこんな僕に君の涙を止めることは出来ないね
2018.10.20
あのとき僕を心の芯から凍りつかせたのは
笑みすら携えた 温かいはずの言葉だった
何も感じないほどに凍りついた心が
風の吹くような冷たい言葉で溶けたりもした
優しく撫でるような言葉で切り裂かれもするし
殴りつけるような言葉で傷を覆われることもある
僕の耳は 僕の心は
あなたの あなた達の言葉を
正しく受け取れていないのかもしれないのだけど
それでもあなたの あなた達の言葉ひとつひとつを
聞き逃さないよう心を開いて耳を澄ませて
出来うる限りいつまでも
2018.10.18
本当に欲しいものが見つからない
床に散らばった沢山のがらくた達を
手にする前なら私の中に求める気持ちがあったのか
手に入れたときに喜びがあったのか
何をきっかけにそれが無くなってしまったのか
私の中に強いものを見つけられない